ダンボール戦機へ愛をこめて~烈伝や装甲娘は何故終わってしまったのか、何故W期以降のキットを再販しないのか~
こんにちは、HINAです。
今回はダンボール戦機及び装甲娘について、何故コンテンツが終わってしまったのか、そして何故W期のアニメを配信するのみで再販をしないのか、という話について私の見解を述べていきます。
なお、必ずしもこれが公式の考えていることであるとは限りませんのであしからず。
あくまでも私個人の想像として読んでいただけると助かります。
では、まずダンボール戦機の関連作品である装甲娘がサービス終了してしまった理由についての私の考えを述べていきます。
単刀直入に言います。というか、今回の話は基本全部これです。
お金にならないから。
以上です。
詳しく説明しましょう。
まず、装甲娘というプロジェクトはまずゲームから始まりました。いわゆる、旧版というやつですね。
こちらは原作であるダンボール戦機との世界観的なつながりはなく、基本的にLBXのガワを持ってきた美少女コンテンツという側面が強く、ゲーム自体も一部のユニットが強力すぎたりと、あまり売り上げが伸びませんでした。
そこで、一度リブートという形でサービスを停止。ほぼ完全にゲームを作り直したのが『装甲娘ミゼレムクライシス』。こちらはWのミゼル編後のWARSとは別の道を辿ったパラレル世界であり、川村アミや山野淳一郎などの原作キャラクターも登場したり、敵がミゼルの残滓、『ミゼレム』であったりと全体的に原作へのリスペクトを感じる設定となっており、ダンボール戦機好きの間では勿論賛否両論ありましたが、それもひっくるめて話題になりました。
実際にミゼレムクライシスがリリースされ、原作ファンへのサービスが多いシナリオへの評判は概ね良く、私もかなり満足できる出来でした。
しかし、ゲームシステムについてはあまり良いものとはいえず、全体的にプレイしていてストレスが溜まる、という声もちらほらと聞きました。
実際、私自身も少々作業ゲーと化していたことを否めませんし、イベントへのモチベーションが沸かず別のゲームばかりやっていて今日ログインするの忘れてた、なんてこともありました。
不満点については過去記事で話していたり、他の方がより詳しくまとめているので詳細は省きますが、シナリオは良くても課金をしてガチャを回したり、石を割ってイベントを回ったりするほどのプレイヤーがあまり多くなく、売り上げが芳しくなかったのだと推測されます。
そもそも一度リブートという形でゲームを作り直した時点でかなりのお金が動いていることは想像に難くなく、その結果ですら売り上げを出せないと判断された結果、ゲームシステムの改修を行う予算を捻出できず、企業として利益にならないという結論に至りサービス終了という結果になったと考えられます。
次に、ダンボール戦機のゲームシリーズがWARSで終了したことについての話をしていきます。
こちらも結局は『お金にならないから』という理由と推測されますが、その背景についての見解を述べさせていただきます。
まず、そもそもとしてダンボール戦機のゲームシリーズの売り上げはあまり良くなかったということがあります。
レベルファイブとしては、メディアミックス作品としてアニメ、ゲーム、プラモetc……と様々な媒体で展開する作品として世に出した訳ですが、結局のところレベルファイブはゲーム会社なのでゲームを買ってもらうことが一番の目的な訳です。
しかし、低年齢層をターゲットとしたホビアニでありながら、ゲームハードが小学生にはあまり普及していなかったPSPであったために、そもそもプレイしたいけどハードがないという層が生まれてしまいました。
その反省を生かしてか、無印は『爆ブースト』、Wは『超カスタム』、三作目の『WARS』はそもそも3DSでの展開、と低年齢層にもなじみ深く『イナズマイレブンシリーズ』も出している3DSソフトとして発売しました。
無印やWをPSP、PSVitaで購入していたプレイヤーにとっても、単純に移植作としてではなく追加要素を盛り込み、新作である『WARS』との連動も組み込むことでファンのう購買意欲を煽ろうとしました。
しかし、裏を返せば3DS版の方が遊べる要素が多いということでもあり、いわゆる『完全版商法』ともいえる売り方であったため、一部ユーザー側の批判を受けることにもなってしまいました。
特に無印についてはPSP版で既に『ブースト』というアップデート版が発売されていたこともあり、全てのバージョンを購入した場合無印のストーリーを3回プレイする、なんてことにもなってしまいます。
勿論、それぞれのバージョンに良いところがありますし、一概に無印が爆ブーストの劣化、とは言い切れません。
特に、無印のエンディングテーマである『little smile』はつい最近限定発売されたCD以外ではゲーム内でしか聴くことができず、これを聴くためにラスボス戦を何度も回った方も多いと聞きます。
というか無印のラストにとても合う曲なので、一番あのエンディングにしっくりくるのがこの曲、という声も聞きます。
とはいえ、ゲームのボリュームとしてはアップデート版の方が上であることに変わりはなく、「最初からそっち出せよ」という意見があることも事実です。
とまあゲームの問題点は他にもいろいろとあるのですが、細かく説明していると長くなってしまうので割愛させて頂きます。
ということで結論を言いますと、『プラモは売れたけどゲームは売れなかったからゲームの展開が終わった』です。
実際この反省はレベルファイブの次回作である『妖怪ウォッチ』シリーズで生かされており、玩具である『妖怪メダル』とゲームを連動させることで、相互的に売り上げを伸ばすことができた、という良い結果に繋がっています。
では、次にダンボール戦機のプラモシリーズの展開が終了した理由についての考えです。
こちらも結局は『金にならないから』なのですが、まあまあ複雑な理由がありそうだな、と考えています。
当時、ダンボール戦機のゲーム展開が終了した後に、模型雑誌『ホビージャパン』にて『LBX烈伝』という続編小説が掲載されていました。
そして、『LBX烈伝』で登場する機体をキットとして発売するという形でダンボール戦機のプロジェクトはしばらくの間続いていました。
しかし、『LBXディ・レギウディア』を最後にプラモの展開は終了。LBX烈伝も打ち切りに近い形で幕を閉じました。
これにより、『装甲娘』の発表までダンボール戦機に関する公式からの展開は途絶えてしまいました。
ここで考えられるプロジェクト終了理由は、『プラモももう売れなくなったから』だと思われます。
そもそもLBXプラモの売り上げが伸びた理由として考えられるのが、『普段プラモデルに馴染みのなかった低年齢層にも買って貰えた』というものが挙げられます。
しかし、同時期に同じくレベルファイブの日野社長が手掛ける『機動戦士ガンダムAGE』、ガンダムシリーズのプラモデルであるガンプラを扱うホビーアニメ、『ガンダムビルドファイターズ』が展開されたことに加え、『LBX烈伝』が模型雑誌であるホビージャパンでの小説形式での連載という低年齢層に馴染みのない媒体を取っていたことで『低年齢層でも手を出しやすいプラモデル』という強みが薄れてしまい、売り上げが下がってしまったのではないかと推測します。
また、直後に『妖怪ウォッチ』が放送されたことで、プラモデルを購入していた子供の興味が妖怪メダルに向かってしまった、というのもあると考えられます。
結果的に、烈伝シリーズのキットを購入する顧客がアニメ放映時よりも減ってしまったため、売り上げが伸び悩みシリーズ終了、という形になってしまったのではないかと考えました。
では、最後にバンダイスピリッツからのキット再販についての話をしましょう。
現在、バンダイスピリッツ公式YouTubeチャンネルにて『ダンボール戦機W』が毎週配信されています。
しかし、エルシオンやペルセウスをはじめとしたW期に登場したLBXのプラモデルは未だ再販されておりません。
たまに無印から一部のキットが再販されることがありますが、W期のキットに関しては音沙汰がありません。
これについては、結構面倒な問題があると考えられます。
以前コロコロチャンネルでのアニメ配信に合わせ、無印のキットを再販しました。
この際、当時のファンだけでなく今の子供たちにもキットを買って貰う、という考えがあったと思われ、実際LBXプラモデルはバンダイホビーサイトキッズにて紹介されています。
しかし、恐らくですが低年齢層への販促がうまくいかず、想定より売り上げが悪かったのではないか、と考えています。
そして、無印キットは再販の際に金型を調整しているので問題なく使用できますが、W期以降のキットは金型の整備がされておらず、劣化している状態のままなのではないかと思われ、その金型を使える状態にして、生産ラインに組み込むのに掛かる費用と現状から想定される売り上げから、利益が出るかどうかを見極めている状態ではないかと思われます。
ここまでダンボール戦機や装甲娘について話してきましたが、実は完全に希望が潰えた訳ではありません。
まず、装甲娘はコトブキヤから『ジ・バニャン/コザクラツグミ』のキットが発売されることが決定しています。
また、1月にはアニメ『装甲娘戦機』のグッズが発売されたり、とゲームはサービス終了しましたが関連商品の展開が完全に終了したわけではありません。
特に、『装甲娘TCG』は現状第一弾とスターターデッキしか発売されていませんが、何かしらのきっかけで話題になり、プレイヤーが増えて売り上げを大きく伸ばすことが出来れば第二弾以降の発売へつながる可能性もない訳ではありません。非常に難しい話ではありますが。
そして、ダンボール戦機のプラモデルに関してですが、これはもう「みんな今市場にあるキットを買おう!」としか言いようがありません。
無印キットの売り上げが伸びれば、W期以降の機体に対する売り上げの期待値も上がります。
とにかくキットを買って、バンダイスピリッツ公式のご意見ご要望に再販希望の想いを投書する。
それがダンボール戦機プラモデルの再販に対して最も効果的だと考えられます。
特に、購入する顧客が増えれば増えるほど、再販した際にも買ってくれる人が増えることにも繋がるので、是非これを読んでいるモデラーの皆さんは現状店頭にあるキットをそのまま組むのは勿論、塗装、改造、ミキシングなどで今までLBXプラモデルを買わなかった人たちにも魅力を広めていただけると幸いです。
まあ、ここまで話してきましたがすべてあくまで私の考察であり、実際のバンダイやレベルファイブ、DMMなどの関係者がどういった考えでコンテンツを展開しているかについては私はわかりませんのであしからず。
それでは、今回はここまでです。お読みいただきありがとうございました。
装甲娘サービス終了に対する私の個人的な感想
どーも、HINAです。
この記事を書いている2021/04/30、装甲娘のサービス終了が発表されました。
装甲娘はダンボール戦機を原作としたいわゆる美少女ソシャゲで、ダンボール戦機に登場したロボット、LBXを原型とした装甲を纏った少女たちが「ミゼレム」と呼ばれる敵と戦う、というストーリーでダンボール戦機で主人公のバンたちとともに戦った川村アミやジェシカ・カイオス、古城アスカも装甲娘として実装され、LBXの開発者でバンの父である山野淳一郎、バンのライバルである海道ジンなどがストーリーに登場するなど、原作ファンへのサービス要素も多く個人的には満足度の高い作品でした。
では何故サービス終了となってしまったのか。
個人的観点から、装甲娘の不満点、問題点を語っていきます。
尚、あくまで個人的な考えであり、サービス終了の正式な理由は私はわかりません。あくまで個人的な観点からの記述であることを前提としてご覧ください。
ソシャゲなのにガチャに魅力が薄い
装甲娘、最大の欠点がこれだと私は思っています。
そもそも、装甲娘はソシャゲです。つまり石を買ってもらわないとコアスケルトンでオーレギオンに挑むほどお話にならない。
ソシャゲの運営は課金が無ければ成り立ちません。サーバー運営費、イラストレーターへの依頼、開発スタッフの給与……私はゲーム会社に務めたことはありませんが、それでもその程度はわかります。
装甲娘における石の使い道は主にガチャとスタミナ回復です。
そしてそのスタミナの使い道はキャラ育成とイベント周回。その周回も育成素材やキャラ加入などが報酬なので、実質的に課金する理由はいかにキャラクターが魅力的かに収束されます。
そしてこのゲーム、対人要素として連合ランキングイベントとNEOアルテミスというものがあります。
このうち常設されているのがNEOアルテミスで、ここで優秀な装甲娘がガチャでPUされると課金したくなる……というわけでもなく。
このNEOアルテミス、ランキング上位になるメリットがあまりにも少ないのです。
大体のソシャゲではランキング上位には上位報酬として石やガチャチケ、称号や場合によってユニットの限定、先行配布などが行われることが多いのですが、正直この報酬がしょっぱいんです。
せいぜい10連分にも届かない程の石がもらえた程度。限定ユニットなんてものはありません。
そうなれば大半のプレイヤーはガチャから排出されるキャラクターにどれだけの魅力があるかで課金するかを決める訳ですが、正直に言ってそのキャラが欲しいかどうかは、その原型機のLBXが好きかどうかになってきます。
というのも、前述したように装甲娘はLBXの擬人化ではなく、LBXを原型とした装甲、LBCSを装着した少女たちであり、本来であればその少女たちの見た目や性格などのキャラクター性でガチャを回したくなる。それが美少女ソシャゲの定番です。
しかし、装甲娘はその少女たちのキャラクター性に触れられることが非常に少なく、イベントストーリーで活躍するキャラクターも多少はいるもののほとんどがキャラクターを入手することで読むことができるようになるキャラストーリーのみでしかそのキャラクターについて語られません。
つまり、美少女ゲーであるにも関わらずほとんど誰も「少女」に興味を持っていないんです。
その上で、次の問題点です。
キャラクターデザイン
装甲娘のメインイラストレーターは。POPさんという方が務められています。
ほとんどの装甲娘のイラストを担当されており、装甲娘というコンテンツを作り上げる上でかなり重要な役割を担った方です。
その装甲娘のデザインなのですが、「少女」に対して興味が向けられていない以上、「いかにその原型機の意匠をうまくアレンジし、デザインに落とし込んだ装甲娘」かどうかをファンは見ていたと考えられます。
しかし、POPさんはその画風の関係もあると思われるのですが、装甲娘のデザインがへそ出し、腰マントという特徴が多く見られました。
へそ出しは美少女ゲーとしては間違ったデザインではなく、R18作品でない以上露出度を上げるのには間違っていないデザインでした。
腰マントに関しては正直ペルセウスなどの元々腰マントのあるLBXならともかく、オーディーンMrk2などの全く関係の無い装甲娘にもデザインされていたことに批判の声が多かったですが、個人的にはもともと白いデザインも相まって女騎士のようなデザインにまとまっているのは割と好きです。
しかし、前述したように多くのプレイヤー、というかダンボール戦機ファンは装甲娘の「娘」の部分を見ていませんでした。
その結果、装甲娘のデザインは(恐らく)イラストレーターがターゲット層に見ていた「美少女好きのオタク」ではなく、「純粋にLBXが好きなかつての少年少女」が主なプレイヤー層になってしまったことで、LBXを愛している人々のニーズと合致せずファンが不満を覚えることになってしまったのではないかと私は思います。
そういう点ではPOPさんは被害者でもあると言えるでしょう。あくまでイラストレーターは依頼されたイラストを描く仕事であり、それにOKを出すのは企業の担当者です。
POPさんのツイートを見るに、彼(もしくは彼女)はダンボール戦機のファンではないと思われ、あくまで仕事としてイラストを描いていたと考えられます。
そもそも、POPさんはミゼレムクライシス以前の「大破イラスト」が存在した旧アプリの頃からイラストを描いており、本来美少女ゲーとして展開していくはずだった装甲娘が、リブートにあたり原作要素を多く盛り込むという方針転換により、ストーリーに原作リスペクトを感じられたあまり、イラストに対しても期待値が高まってしまった故の結果であると私は考えます。
というか、そもそもクリエイターの作品を直接否定するのはクリエイターに対して最もやってはいけない行為のひとつです。そんな行為をすれば、それはもうファンではなくただの害悪です。
まだ自分のアカウントで不満を垂れ流すなら構いません。ですが本人に凸するのは間違っていると私は考えています。
クリエイターとして、自分の作ったものを全面から否定されるのはかなり心にダメージを負います。
実際のところ、POPさんの質問箱などにどれだけの非難や心無い言葉が送られていたか、私にはわかりません。
しかし、それが理由で『もう装甲娘のイラストを描きたくない』と思い、それがサービス終了の理由の一つとなった可能性もあります。
実際のサービス終了理由は正確にはわかりませんが、ファンを名乗るマナーの悪い害悪がサービス終了の理由の一つとなった可能性もあるということだけは覚えておいてください。
アニメ『装甲娘戦機』
アニメ版である戦機では、ゲームとは完全に違う、もっと言えばミゼルクライシスではなく旧版の世界観をベースにした独自のストーリーが展開されました。
しかし、こちらでも「ミゼルクライシス」の原作リスペクト要素が逆に足を引っ張る結果となってしまったと考えられます。
まず、ゲーム版と装甲娘の設定が異なり、ミゼルクライシスでは「LBCS」、アニメでは「LBXユニット」と呼称されていたり、そもそものデザインの方向性が異なっているなど、全体的に方向性が異なりました。
そして、最もファンの反感を買ってしまったのが「オタクロス」の描写でした。
オタクロスはダンボール戦機に登場するアキハバラの長老で、「天才ハッカー」の肩書を持つのですが、装甲娘戦機では「天才LBXビルダー」という謎の肩書きを名乗っており、性格も軟派なところが誇張され、エロジジイのようなものになっているなど、原作と異なる点が多くダンボール戦機ファンの多くは受け入れられず視聴を切る者もいました。
他にも、反動が大きい必殺アタックファンクションのデメリットを解説しない、等身がおかしい、オタレンジャー像がレッド以外適当……など私としても不満が多く、正直なことを言うと戦機はあまり好きではないです。
一応、このオタクロスは「装甲娘戦機の世界のオタクロス」であることが示唆されていることだけが救い……というかそれしか救いがありません。特撮ファンにはディケイドの剣崎位受け入れられない、と言えばわかってくれるでしょうか。
また、アニメとゲームの世界観が大きく異なるが故にアニメを見てゲームを始めるプレイヤーも少なく、世界観の違いからコレジャナイ感を感じすぐに引退するプレイヤーがほとんどでした。
これらのことから、アニメ「装甲娘戦機」はゲーム版の売り上げの貢献するどころか、ファンの怒りを買う結果となってしまいました。
ゲームシステム
もう身もふたもない話なのですが、正直言って装甲娘はゲームシステムが非常に悪いです。
ゲームの魅力はキャラ、シナリオ、そしてゲームシステムにあると思うのですが、そのうちシナリオ以外の2つが魅力的でないというのはもうゲームとして成り立ちません。
基本的にこのゲーム、やることが新規シナリオ開放時にメインクエストをクリアしたらあとはやることがほとんどありません。
イベントもあるにはありますが、結局は強化素材と装備アイテムの交換位なのであまりうまみがありません。
せいぜいランキングイベント上位報酬を貰うためのランキングボスバトルがありますが、複数回周回しようと、ランキング評価基準は総合計ダメージではなく最大瞬間火力やクリアタイムなどなので、1度最大育成済みのパーティーで回れば再度回る必要はほとんどありません。
つまりは、イベント中でも最低限回り切ればキャラ強化のためにメインクエストを回る作業になる……完全な作業ゲーと化すのです。
もちろん無限周回にできる「ミゼレムゲート突破作戦」のようなイベントもあるにはあるのですが、結局は基本オートで出撃させるだけなのでやっぱり虚無ゲーなのです。
総じてゲームシステムそのものが時間と気力だけを摩耗させていくようにできていることから、「ゲームそのものが面白い」と思うことが少ないゲームでした。
それでも、「諦め」なんて言葉 似合わなくていい。
どれだけゲームがつまらなくても。
キャラに魅力が持てなくても。
アニメが微妙でも。
私はあの「ダンボール戦機」が大好きだったから、装甲娘をプレイし続けました。
皆の活躍が見たかったんです。
シナリオの中で大好きな郷田さんや仙道、ミカの名前が出た時、私はとても嬉しかったんです。
ミカが装甲娘にならない理由も、郷田さんの傍にいるため。じゃあ郷田さんを守るためにアマゾネスの装甲娘になるんじゃないか。そうなったら隊長は郷田さんなのか、カズなのか。もしかしたらスピンオフの漫画とか出ないかな。そんな期待を抱いて、装甲娘をプレイし続けました。
結果、スピンオフの漫画どころかサービス終了という残念な結果で終わってしまいました。
郷田さんたちも、バンもオタクロスも、シルエットすら出ないまま。ランに至ってはジンの元で訓練に励み、実戦に出ることのないまま。
そして、何より不遇なのはアテナスで唯一期間限定キャラクターが実装されないまま終わってしまうクノイっちゃんでしょう。アキレスは二回出てるのに……
ぶっちゃけ浴衣クノイっちゃん期待してました。まあ夢のまま消えてしまいましたが。
そして、もうひとつ。
私は、装甲娘の世界で救われて欲しいキャラクターが一人いました。
大空ヒロです。
彼はWの主人公でありながら、ウォーズのその後を描いた物語である『LBX烈伝』にて敵のワールドセイバーに洗脳され、バン達と対決します。
オーバーロード使いであったヒロは『ディ・レギウディア』という最強クラスのLBXを使い、バンやアラタを圧倒します。
戦いの果てにバンとアラタの放ったダブルレイウイングに敗北。オーバーロードの反動で片目を負傷し、意識不明となります。
そして、その後どうなったか一切描かれませんでした。
LBX烈伝が打ち切りになったのです。
「ダンボール戦機」の世界では、ヒロは今も意識不明のまま、その先が描かれることのない物語の中でバッドエンドを迎えたままなのです。
だから。だから、せめて装甲娘の世界では幸せになってほしかった。
しかし、装甲娘の世界での描写は「母である大空遥の研究を手伝っている」、ただそれだけです。
ヒロは、ヒーローが大好きな子なんです。
Wのラストで、「僕たち、ヒーローに成れたんですね!」って言ってたんですよ。
でも、戦いは終わってなかった。
でも、ヒロミゼレムと戦う術を持っていないんです。
いくらオーバーロードを使えても、装甲娘じゃなきゃミゼレムとは戦えない。
一度はヒーローになれたのに。きっとヒロは無力感に苛まれていると思うんです。
だからちょっとでも力になれるように、遥さんの元で研究を手伝ってるんだと思うんです。
それでも、ヒロ自身はもう戦えない。
私はずっと思ってたんですよ。誰でもミゼレムと戦えるために「ライディングアーマー」を元に開発したパワードスーツとかが出てくるんじゃないか、とか。ユウヤのLBXコスをヒントに全身パワードスーツタイプのLBCSが出るんじゃないかとか。
オーバーセンス装甲娘と同等とはいかないまでも、皆に戦う力があれば、って。
でもそんな展開はありませんでした。
私が装甲娘に願うのは、もうただ一つ。
イラストだけでいい。声が入らなくたって構わない。
ヒロやバン、カズやユウヤ、ジン。郷田に仙道。
戦いをサポートしてきたみんなが、同じくLBXを箱の中に戻すために戦ってきた装甲娘たちと楽しくLBXバトルをしてる世界が見たいんです。
もうそれだけでいい。それ以上、もう望めないので……
さて、ここからは私のごくごく個人的な話です。
私は、ダンボール戦機というコンテンツが大好きです。
小学生だったころ、雀の涙のようなお小遣いでLBXプラモを買い、クリスマスプレゼントにPSPを買ってもらい、ダンボール戦機ブーストをプレイしていました。
当時はイフリートが倒せず、あきらめてゲームを売ってしまいましたが、高校生のころゲームショップで中古のブーストを見つけて購入。メモリーにデータが残っていたおかげで続きからプレイ出来ました。
当時から使っていたパスワードで手に入る青いハカイオー絶斗のACを上げ、数年越しにイフリートを倒しエンディングを見ることができました。
その後、同じゲームショップでPSP版Wを購入し、プレイ。
既にアルティメットミゼルを倒し、ランキングバトルは1位。現在はパーツを集めてカッコいい/かわいいLBXを作って楽しんでいます。
あの頃から約10年。今でも私はあの小さな箱の中の戦いに心奪われています。
そして、私は今も昔も「ハカイオー絶斗」というLBXが大好きなのです。
今見ればアニメではナイトメアに助けられたりと不遇な扱いが多いですが、あの頃見た「超我王砲」の圧倒的インパクト。ビームチェーンソーという未来感と武骨さを両立した武器のカッコよさ。そのすべてが私の心を熱く滾らせます。
そして、装甲娘の旧アプリが発表された時。当時パソコンを持っていなかった私はプレイできず、プレイしていた先輩から話を聞きスマホ版のリリースを待ち望んでいまいた。
しかし、装甲娘は長期メンテからのリニューアルが決定。私はその頃再購入した「ブースト」をプレイしながら、ずっと装甲娘の復活を待っていました。
そして、しばらく経った頃「ミゼレムクライシス」が発表されました。
アミが装甲娘になったり、原作Wから繋がるパラレルワールドであるなど。様々な発表がありました。
そして、新規実装される装甲娘の中に、「ハカイオー絶斗」の名前がありました。
そのデザインは賛否両論を呼び、特に「超我王砲」の二門の砲門が完全におっぱいビームだとか言われていました。
正直、若干アレな話なんですがゼットちゃんすごく「性癖」に刺さったんですよ。
いやだってあの日焼け跡完全にスク水じゃん!?しかもランドセル背負ってないですか????え????このおっぱいで小学生は無理があるでしょ?????は????天使か??
……失礼、取り乱しました。
まあ端的に言えばロリ巨乳スク水という性癖ぶっささりがまさかの推し機体のLBCSで来たんですよ。
もしかしたら、私はこの時点で装甲娘を「美少女ゲー」として見ることができていたので、装甲娘のデザインに嫌悪感なく見ることができていたのかもしれません。
装甲娘がリリース開始直後、アミのPUガチャが来ていましたがチュートリアル以外は一切引きませんでした。
私はゼットちゃんの実装まで、石を貯め続けたのです。
そして、ゼットちゃんが実装された当日。
無事引き当てることに成功し、その日のうちに友好度MAX、その週のうちに当時の限界レベルまで育成しました。
その後もパーフェクトZX3など、好きなLBXの装甲娘が実装され、その度に石を配ってくれた神運営に感謝しながらガチャを回していきました。
しかし、それを後悔する事態が起きます。
浴衣ゼットちゃんの実装です。正直、完全にノーマークでした。
期間限定キャラは先にアテナスメンバーが全員出るはず。そう思っていた私はこの予定外の事態に必死で石を掘り出しました。
あまりお金がないにもかかわらず、課金までしました。値段は……ご想像にお任せします。
それでも、無情にもガチャ期間は終了。私は来年の夏に復刻されると踏んで、その時には絶対に引くと決意を固めました。
その後、一度有償復刻がありましたが、金欠で課金ができず、夏まで待つ。そう考えていました。
しかし、2021の夏イベントが開催されることはありませんでした。
そろそろメンテ明けか、そう思いながらTwitterを見ていた私の目に飛び込んできたのは、サービス終了の告知。
そして、ずっと待ち望んでいた浴衣ゼットちゃんの復刻でした。
絶望の中、私は装甲娘を開きガチャを回します。
10連目で浴衣ゼットちゃんを引くことができたにも関わらず、その心は遂に引くことができた嬉しさではなく、引いたこのデータもあと2か月で消えてしまうという虚しさだけが残っていました。
あの時、私が有償復刻に課金していれば。もっと言えば、浴衣ゼットちゃん実装時ににもう少し課金できていれば。
もしもの話かつ、そんな些細なことじゃ変わりはしなかった。そう分かっていても考えてしまうんです。
私のこの虚しさは、きっと埋まることはないでしょう。
願わくば、装甲娘TCGがバカ売れしてゲーム復活は無理だとしてもノベライズやコミカライズが出ますように。まあ、ほとんどありえないでしょうが。
HINAのデッキ研究所番外編 ~ターボエンジン全開!!ブロッカーを蹴散らし勝利まで逃げ切れ!!ツインターボ・革命チェンジ!!~
みんな、こんにちは!HINAだよ!
実はさっき自宅のストレージを整理していたら、こんなカードを見つけたんだ!
4マナでブロッカーを2体も破壊できる優秀なドラゴン、『メガ・ツインターボ・ドラゴン』。
条件付きとはいえ、なんとたった4コストで2面除去が出来るなんてすごいドラゴンだ!!
何としてもこのカードを使ったデッキを組みたい……ということで、ドッドドドッカーンとデッキ構築!!
まずはツインターボの効果を生かすためには自然のクリーチャーが必要。
となれば、最新弾の超優秀メタカード、「とこしえの超人」をいれてみよう!
あとは、2コストでドラゴンであるツインターボのコストを軽減できる「コッコ・ギルピア」や、3マナで同じくブロッカーを除去できる「刀の3号カツえもん」もいれるぞ!
そして、せっかくブロッカーを除去できても相手にブロッカーがいなきゃ意味がない!
なので、強制的にブロッカーになってもらおう!!
「ディアブロスト」がいれば相手は全員ブロッカー!つまり誰でも除去できるというわけだ!!
しかもツインターボの効果は同時じゃないから、スター進化クリーチャーやEXライフ持ちだって破壊できちゃうんだ!!
しかし、ツインターボ単体では2体しか除去できないし、パワーも低め。普通に攻撃すればバトルに負けて破壊されてしまう……
スピードアタッカーは「イーヴィル・フォース」「「時空さえも突き抜けろ!」」で付与できるとして……
そのとき、ふと閃いた!
スピードアタッカーになったのなら、革命チェンジすればいいのだ!!
ツインターボは火のドラゴン。それなら強力な疑似除去耐性を持つ「シン・ガイギンガ」とドギラゴンガチャで一発逆転を狙える「ドギラゴン銀刃」と革命チェンジすることができる!!
そして革命チェンジすればツインターボは手札に戻ってくるので再出走……もとい登場時効果を再利用することができる!!
あとは呪文も回収できる「ベルヘルデスカル」とSSTでツインターボを復活させることができる「スパイナー」を入れてデッキ完成!!
ということで、作り上げたのがこのデッキだ!!
4 メガ・ツインターボ・ドラゴン
3 蒼黒の知将ディアブロスト
4 龍装05号 イヴィルヴィ/イーヴィル・フォース
4 「時空さえも突き抜けろ!」
4 宿命のドギラゴン銀刃
4 シン・ガイギンガ
3 コッコ・ギルピア
3 刀の3号 カツえもん
4 とこしえの超人
3 月の死神 ベル・ヘル・デ・スカル
4 撃髄医 スパイナー
このデッキの動かし方!!
・ とこしえ、ギルピア、カツえもんを立てたら、ツインターボでブロッカーを破壊だ!!
・ブロッカーがいないならディアブロストでブロッカーにしてやれ!!
・イーヴィルフォースや時空さえも突き抜けろでSAにしたツインターボで敵ブロッカーをものともせずに革命チェンジで勝利まで逃げ切ってやれ!!
ということで、メガ・ツインターボ・ドラゴンを使ったデッキの紹介、どうだったかな?
みんなもいろんなカードを使って面白いデッキを組んでみよう!!
それでは!次回「偽りの聖夜 ライスシャワー」のデッキ制作(予定)でまた会おう!!
……ターボ師匠育成追加まだすか…………
HINAのデッキ研究所PART2 ドラゴン力を高めよ!!!オールドラゴンデッキGS!!
やあ!こんにちは、HINAだ!
皆も元気にドラゴン力高めてるかな??
今日は前回に引き続き超獣王来烈伝を使ってデッキを作っていくよ。
さて、前回も説明したけど超獣王来烈伝のカードは過去の人気クリーチャー達が新能力、ガードストライクを得てリメイクされたカードたちが収録されている。
つまり、かつて憧れた切り札たちが自分を守ってくれるという最高にアツかりしシチュエーションを演出できる訳だ。
今回注目したのは、ガードストライクという防御寄りの能力がドラゴンについていることだ!
火文明を中心としたドラゴンデッキは、どうしても防御が手薄になりがちだ。
しかし、ガードストライクを持つドラゴンをデッキに入れることでデッキのドラゴン力を高めたまましっかり防御も万全な状態に出来るんだ!!
今回はその中でもスピードアタッカーを持つ「ガイアール・カイザーGS」と「熱血星龍ガイギンガGS」を使うぞ!
防御札はGSだけだと少し心もとないので、ボルドギも追加してで攻守一体のデッキを作っていくぞ!
マナブーストは「お清めシャラップ」と「決闘者チャージャー」を使うぞ!
メンデルスゾーンを入れるとデッキのドラゴン力が少しだけ下がってしまうからな!
デッキのドラゴン力の高さを生かすためには何をするべきか。
それはドラゴンが多いほどその力を発揮するカードを使うこと!
マナのドラゴンをアンタップ出来る柳生を並べてクライシスNEXを出すギミックも搭載しよう!
そうなれば、かつてはプレミアム殿堂だったサファイアや、それにアクセスできる元殿堂の鬼修羅も入れておこう!
ならば超強力な殿堂ドラゴンも入れちゃおう!
特に「インフィニティ・ドラゴン」は自分のデッキが全部ドラゴンなら自分の山札と引き換えにすべてのドラゴンに除去耐性を付与できるぞ!
前回同様踏み倒しが多いデッキだから、メタ対策兼踏み倒し要因に「王牙」を入れるぞ!
うーん、自然が少ないですね。
マナを増やしながら除去ができるミツルギ、相手へのメタになりつつインフィニティの山回復になるフォーエバーを入れるぞ!
ということで、できたのがこのデッキだ!
3 熱血星龍 ガイギンガGS
3 ガイアール・カイザーGS
4 ボルシャック・ドギラゴン
4 闘争類喧嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ
4 ボルシャック・ドラゴン/決闘者・チャージャー
4 シンカゲリュウ・柳生・ドラゴン
2 ボルシャックライシス・NEX
3 ボルメテウス・サファイア・ドラゴン
2 希望の双子 鬼修羅
1 インフィニティ・ドラゴン
1 勝利宣言 鬼丸「覇」
3 紅に染まりし者「王牙」/クリムゾン・ビクトリー
4 無双竜鬼 ミツルギブースト
2 悠久を統べる者 フォーエバープリンセス
デッキの使い方!
1!まずはブースト!マナを増やせ!!
2!ドラゴンを並べろ!邪魔な相手クリーチャーはミツルギやクリムゾンビクトリーで焼き払え!!
3!大型ドラゴンを出してさらに大型ドラゴンを踏み倒せ!!
4!己のドラゴン力を信じろ!!「最強になるのはこの俺だ!!」位の心意気で行け!!!
ということで、いかがだったかな?
皆もドラゴン力ゼンカイでデュエマしてみてくれよな!!!
それじゃあまた次回!!!しーゆーあっげ――いん!!!
HINAの裏・デッキ研究所PART1 ゼニス!ゼニス!ゼニス!!頂の力にひれ伏せ!!!
やあ、皆さん。裏デッキ研究所へようこそ。
ここでは対戦相手のSAN値を全力で削りに行くデッキを作っていくよ。
今回は「俺」の頂ライオネルGSを使ってデッキを作っていくけど、前回のようにただブロッカーを並べるだけじゃ美学が足りない。
今回は「大型獣でありながら受け札になる」という特徴を生かしてデッキを作っていこう。
ライオネルGSは10コストの大型クリーチャーでありながら、シールドから捲れば時間稼ぎが出来る優秀なカードだ。
そして、ライオネルは「ゼニス」。ということは、受け札を極限まで減らしてその枠を大型ゼニスに割くことができる。
ということは、ゼニスとマナブーストだけでデッキが組めてしまうのだ。
ということで、組んだのがこのデッキだ
4 「俺」の頂ライオネルGS
4 「祝」の頂ウェディング
3 「修羅」の頂VANベートーベン
3 引き裂かれし永劫エムラクール
2 「獅子」の頂ライオネル・フィナーレ
2 「智」の頂レディオ・ローゼス
2 超絶奇跡 鬼羅丸
4 フェアリー・RE:ライフ
4 【神回】バズレンダでマナが大変なことに?!【驚愕】
4 黒豆だんしゃく/白米男しゃく
4 ボント・プラントボ
4 フェアリー・ソング
デッキの半分がゼニス、それ以外はブースト!これこそGS登場により組めるようになった最強のゼニスデッキだあああああ!!!!!!
動きはシンプル。の序盤はひたすらブーストし、5ターン目にはゼニスを出せるだけのマナが溜まっている!という寸法。
フェアリークリスタルではなくボントなのは、白米にも反応するため確立を少しでも上げれるように。
マナ回収を白米に任せることで、2コスブーストにバズレンダを搭載。これで4ターン目に2ブースト枠を兼任することができた。
そしてなによりREライフが初動と受けを兼任できるのがえらい。えらすぎる。
そしてマナが溜まればゼニス大進撃!!毎マイターンゼニスを出して相手を圧倒せよ!!!!!
ということで、いかがだったかな
皆さんもガードストライクの新たな可能性を是非見つけてみてくれ!!
それでは!また次回!!
HINAのデッキ研究所PART1 絶対最強!ライオネルGSでデッキをつくろう!
どうも、皆さん。HINAです。
ついに発売されました、「超獣王来烈伝」、皆さんはチェックしていますでしょうか?
歴代の人気クリーチャーが新能力、ガードストライクを手に入れてリメイクされて収録されているこの商品。
その収録カードの中で私が注目したのはこのカード。
「俺」の頂 ライオネルGS
あのライオネルがGSを手に入れ、より防御性能が高くなって収録されました。
しかし、ゼニス特有の召喚時能力が消えてしまっています。
ですが、裏を返せば召喚ではなく踏み倒しで出しても最大限力を発揮できるということでもあります!
ただし、ライオネルはブロッカーではあるものの無色。ヘブンズゲートでは出せません。
うーん、文明に関わらずブロッカーを踏み倒せるカードで、STで踏み倒しても派手なカード……そんな都合のいいカードが…………
あった。
少し前にゲンムエンペラーとの組み合わせで話題になったウェルキウスなら、文明指定が無いので問題なくライオネルを踏み倒せますね。
そうなると、なるべく早期にウェルキウスを出したいですね。
ということで3tケンザンチャージャー、4tスターゲイズゲートの最短4tライオネルルートを搭載しましょう。
勿論ヘブンズゲートも搭載し、相手ターンにライオネルを出したりも出来るように。
また天門ノ裁キもウェルキウスと同様に直接ライオネルを出せるので搭載してみました。
そうなると、盾追加と4→6の動きが出来るトライガードチャージャーも入れてみましょうか。
さて、ライオネルを出すためのギミックは整いましたが、正直ライオネルは防御寄りの切り札なので攻めに強い第二の切り札が欲しいところですね。
せっかく天門ノ裁キとウェルキウスを積んでるわけですから、通常のヘブンズゲートでは出せないブロッカーを切り札にしたいところですが……
うーーん。
そうだ、無敵になろう。
レオザスターならライオネルから踏み倒したときのインパクトも十分ですし、何より2体並べるだけで無敵モードに突入するので、相手のSTをものともせずに攻撃できますね。
それなら、盤面に攻撃できるブロッカーを並べたいですね。
それなら、運次第ですがライオネルやレオザスターをも踏み倒せるムルジム、盾追加もトリガー誘発もできるエメラルーダを入れてみましょう。
……このデッキ踏み倒しばっかですね。カマスで詰むのでここは全体除去できる光の軽量呪文……そんな都合のいいカード
あるんです。
ライオネルウインドならオニカマスを除去できますし、能動的に触れにくい盾に送れるので回収されにくいのもいいですね。
後はトリガーになりつつブロッカーなので踏み倒しもできるホーリーを入れましょう!
ガードストライクにヘブンズゲート、そしてホーリーで防御は万全ですね!!
ということでできたのがこのデッキです!
3 「俺」の頂 ライオネルGS
4 真実の聖霊王 レオ・ザ・スター
4 闘門の精霊 ウェルキウス
4 神業の精霊 ムルジム
4 音感の精霊龍 エメラルーダ
2 閃光の守護者 ホーリー
3 ヘブンズ・ゲート
3 天門ノ裁キ
3 トライガード・チャージャー
3 ケンザン・チャージャー
3 ライオネル・ウインド
デッキの動かし方ポイント!
まずはチャージャー二種からの各種踏み倒し札でライオネルを早期降臨だ!
相手が攻撃をためらうのならどんどんブロッカーを増やしていけ!
攻撃してきたら、シールドトリガーになったブロッカーたちやガードストライクでカウンターだ!無防備になった敵を殴り倒してウェルキウスでさらに進軍だ!!
レオザスターを2体出したら総攻撃!ブロッカーがいるならホーリーでタップすれば怖くない!
ということで、今回はここまで!また気になる新カードでデッキを作っていく(予定)だから、お楽しみに!!
それではまた次回!またね~~!!
ダークゼットライザーが神玩具だった話
どうも、HINAです。
今回は先日到着した「DXダークゼットライザー」の話をしていこうと思います。
そもそもダークゼットライザーは「ウルトラマンZ」本編で防衛隊ストレイジの隊長となったジャグラスジャグラーが使う変身アイテムですね。
ジャグラスジャグラーのキャストボイスがたくさん収録されており、ファン垂涎の一品なのですが、この辺の話は大手玩具レビュワーさんの動画で確認できるので、収録ボイスが知りたい方はそちらをご覧ください。
今回話したいのは、「ジャグラスジャグラーはウルトラマンに選ばれなかった男」という話です。
そもそもジャグラーは、ウルトラマンオーブ/クレナイガイとともにO-50の戦士の頂に到達したが、ウルトラマンに選ばれたのはガイだった、という過去を持ちます。
その後、ガイの相棒としてO-50の戦士としての戦いに旅立つのですが、その戦いの中で「自分の正義のもとに大きな木を斬り」「ウルトラマンダイナ/アスカにそれを『戦士の戦い方じゃない』と否定された」というのがオーブオリジンサーガにおけるジャグラーです。
さて、この話を前提にダークゼットライザーの仕様を見ていきましょう。
その1:「オーブオリジンメダル」
ダークゼットライザーにウルトラマンオーブ オーブオリジンのメダルをスキャンすると、ジャグラーの専用セリフが流れます。
これはファンサービス要素であると同時に
「ジャグラーはオーブオリジンに変身できない」
ということでもあります。
……ウルトラマンの技術力をコピーしてなお、「あの時求めたオーブの力は手に入らない」ということですね……うーん地獄。
その2:「ウルトラマン」
ゼットライザーでは各ウルトラメダルをスキャンすることで、「ウルトラマンゼット!○○(そのウルトラマン名)!」が鳴り変身音声が鳴るのですが、ダークゼットライザーでは「○○(そのウルトラマン名)!」だけが鳴って変身音声が鳴るんですよ。
例えば、ゼロメダルをスキャンすると「ゼロ!(ゼロ変身音)」と鳴るんですよ。
さて、お気づきでしょうか。
「ウルトラマン」と鳴っていないことに。
一応、初代ウルトラマンやウルトラマンスペシャル、シャイニングウルトラマンゼロなどの「名称にウルトラマンと付く戦士」のメダルをスキャンした場合はその限りでは無いのですが、それはあくまで「模倣する戦士の名称」でしかない、ということなのでしょうかね……どこまでいっても、ジャグラーはウルトラマンになれない……
その3:フュージョン系、必殺技
各フュージョンの音声なのですが、基本全部鳴るようです。
オーブのフュージョンアップ、ジードのフュージョンライズは勿論、レジェンド、ガイアスプリーム、ギンガビクトリー、ベータスパークアーマー、ルーブ、グルーブ、トライストリウム……と、アクセスカードに依存しないフュージョンはすべてできると思ってよいようです。
また、メダルスキャンなしでジャグラスジャグラー魔人体への変身が出来ます。まあこれはどちらかというと巨大化のイメージが近いですかね。
ライトニングジェネレ―ドなどの必殺コンボは使えない、必殺技時専用ボイスはないものの、各ウルトラマンの必殺を発動できます。
つまり
ジャグラーがオーブスプリームカリバーを使えます。
は??????????いやヤバくないですか??????え??????マジですか?????????
という感じで神玩具のダークゼットライザー。皆も高額転売以外の定価前後の出品で買ってみてはいかがでしょうか?